高齢化社会を迎え、人の身体にやさしい木材を使った住環境づくりが求められています。 ある老人ホームでケガや心身の不調について調べてみると施設に木材が多く使われている場合の方がインフルエンザ・骨折・不眠などの発生率が低いという結果がでています。 また病原菌などをよせつけない素材ということで内装を木質化する病院もあるのです。 それだけでなく、木に含まれる成分には私たちを落ち着かせる効果もあり、ストレスの多い現代人にはリラックスできる木の空間が良さそうですね。
夏涼しく、冬温かい…日本の気候を考えると理想的な空間づくりにはこの条件を満たしてくれる「木」が最適です。木材の持つ断熱性と調湿性をうまく使うことが快適住空間の実現につながります。 コンクリートの家では冬になると足がとても冷えますが木造の家ではそんなことはありません。木の床には温かさを保つ力があるためです。 また、転んだ時の衝撃を吸収したり、声や楽器の音をほど良く響かせる木材は子ども達が居る環境にも多く使われていて、疲労が少なくイライラすることも少ないなど情緒面によい効果があるという調査結果も発表されています。 こうした木の効果に対する学校現場の関心も高まり、近年木造校舎を建設したり、カウンセリングルームを木質化したりする例が増えてきてます。
近年地球温暖化をはじめとする様々な環境問題が取り上げられています。いかに環境に負荷をかけずに社会生活を営んでいくか21世紀の課題です。 ここでも木材は「伐ったら植える」という再生の原則を守れば半永久的に利用できる唯一の資源です。また製品化された木製品〔住宅・家具など〕は、リサイクルや廃棄方法を研究することで化石燃料を使った製品より環境負荷を少なくしながら再利用できる資源として期待できるのです。
木材はある程度の厚さがあれば表面が焦げるだけで 実はなかなか燃えません。 こんな木の特長を生かした設計と 一定の防火対策を施せば 高い防火性能を備えることになります。
地震の揺れによって建物が受ける地震力はその自重に比例します。軽くて強い材料である木材を使った木質構造は地震に対して有利になります。木材と木材を固定するための接合部が適正に作られた住宅は この接合部が粘り強く作用して優れた耐震性能を保持してくれます。
木造住宅の耐久性を損なう原因のほとんどは腐朽菌やシロアリの被害です。設計段階で木材の乾燥と通風に配慮し腐朽菌やシロアリが生息しにくい環境の家づくりに心がけることです。場所によっては薬剤処理した木材を使うことも重要なポイントですし ヒノキ、ヒバ などは耐腐朽性が高く オススメです。